学童クラブでひょうたんライト教室

ピッコロ

スダプランニング代表 須田芳己


たかがひょうたん、されどひょうたん。

ピッコロさんとのご縁のなかで、2021 年 8 月 17 日~19 日の3日間、梅園学童クラブの児童向けに、ひょうたんライト教室を開催しました。

ひょうたんを使ったライト作りという【体験活動】を通して、きっと児童たちは社会を生き抜く力を身につけ、明日を照らす光の道しるべとして明るく朗らかに育ってくれると信じています♪

子どもたちにとっては『ひょうたん』を初めて見て触れる子がほとんどで、興味・関心もあってか各日およそ2時間、集中を切らさずに没入感たっぷりの時間となりました。

まず、ひょうたんとは何か?
ほとんどの人は『ひょうたん』という言葉は知っていても、答えられる人もなかなかいないし、そんな会話の機会もなかなか無いと思います。
原産国はアフリカで、日本では一番古い栽培植物だと考えられています。およそ一万年前から存在している説が濃厚です♪水や穀物などの容器入れから楽器やおもちゃなどなど、様々な用途や種類の変化に富み、人類とともに歴史を歩んできました。まさにひょうたんダイバーシティです♪
そんなひょうたん談義を一時間もの時間、飽きずに聴いてくれた児童たちには驚きました。

さて、そんな多様性たっぷりのひょうたんの中から自らひとつを選び、思い描いた下絵にプスプスと穴を開け、無我夢中になってランプシェードを完成させていきます。

ひょうたんライトづくりの面白いところは、自然のものなので二つとして同じ形がないところ、さらには加工しやすいところ。
穴をあける以外にもビーズをはめたり、切り込みをいれたり、チャームかけたり…可能性は無限大なのです!

無論、思った通りに仕上げる児童もいれば、悩みながら作業する児童もおり、それぞれの満足度は様々だったかと思いますが、世界にひとつの作品が仕上がりました。

ひょうたん談義に加えてさらに一時間以上、制作作業に没頭できる児童たちにはひょうたんだけに「驚嘆(きょうたん)」しました♪

水分補給や換気の休憩をいれながら、談義&制作を含めた2時間のプログラムに参加者全員だれひとりも臆することなく全集中…。

ギブ・アンド・ギブンー、与え与えられる関係のなかで、きっと子どもたちは社会で求められる仲間とのコミュニケーション能力や自立心、主体性、協調性、チャレンジ精神、責任感、創造力、異なる他者と協働する能力等を育んでいけると思います。

こんな社会だからこそ、先に生まれた大人たちが安全安心を担保のうえ、未来を託す子どもたちに向けて、多くの人と関わりながら【体験活動】を積み重ね、「社会を生き抜く力」として必要となる基礎的な能力を養う機会を提供し続けられればいいですよね。


本記事は当団体が定期発行しているピッコロ通信No.165の記事から転載しています♪
その他、通信内の情報は本体サイトから閲覧することが可能です。
ピッコロ通信No.165